俺って何

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ぼっち、コミュ障の大学生が死なずに頑張ります

自動車教習所での思い出

自動車教習所での思い出を語ろうと思う

 

入校前夜

在学中に免許を取れと親から言われていたが面倒で先延ばしにしていた。本当は行きたくなかったが夏休み中バイトもせずにずっと家にいた俺に対する親の怒りを一旦リセットするために俺は教習所に行くことに決めた。

 

まずATかMTを決めなければいけない。親のお金で行かせてもらう分際で費用の高いMTはないだろうと考え俺はATを選んだ。あえてMT車に乗りたいと思えるくらい人生に余裕ができればそれは幸運なことだし、乗りたいと思ったときに自分のお金で限定解除すればいいと思った。

 

入校

合宿は怖いから近くの教習所に通ってとることに決めた。ネットで調べるとそこの教習所でのATの費用は全額でおよそ35万だった。

親から渡された入校費18万を握って教習所に行った。その日は入校の手続きのみで終わった。

次の日に適性検査、授業を受け、始めて技能教習を受けた。コースを周回するだけの内容だった。密室に二人でいることの居心地の悪さは感じたがそこまで辛くはなかった。辛くはなかったが技能は間違いなく俺の中でストレスだった。回を重ねるごとにストレスは大きくなった。教習の担当者がランダムで決まるというのもストレスだった。

俺の中では西郷どんみたいな教官と大仏みたいな教官、そして唐橋ユミみたいな教官がきつかった。

 

不登校

結局9月に入り、大学のストレスと技能実習のストレスが苦痛で俺は教習所に行かなくなった。親は何も言ってこないが冬休みにまた行き始めることを期待していたと思う。

この時点で技能実習は第1段階の10時間終えていた。

教習が嫌で俺自身はこのまま期限切れを迎えようと半分くらい考えていた。

 

既に払った20万弱を俺が被れば親の怒りも鎮められるだろう。。。とか

俺は中学でも高校でも教習所でも不登校になるのか。。。とか

そもそも教習所なんて入らなければよかった。。。とか考えていた。

 

再スタート

時は流れて2020年の2月になった。冬休みも終わり、期末試験も終わり、春休みが始まっていた。

ぼんやりと教習の予約画面を眺めていたら誤タップしてしまい予約を入れてしまった。当日の予約はキャンセルできないため俺は嫌々ながら行くことに決めた。

教官は優しい人だった。随分と間空いたねえとか言われた。

なんとかなりそうだと思ってまた通いなおそうと決心した。

 

仮免

第1段階の技能12時間を終え、仮免試験を受けた。

結果は不合格だった。再スタートしたてということもあり、不合格だったこと自体はすんなり受け入れることができた。

仮免で不合格になると再試験の前に補修を入れなきゃいけないんだけどその教官がクソだった。30代くらいのその教官はEXILEに影響を受けてそうな風貌で嫌味ったらしい男だった。第2段階ではそいつと当たらないように毎回祈ってた。

 

第2段階

仮免をなんとか合格し第2段階に入る。路上は怖かったが教習所よりも開放感があって総合的な難易度は第一段階と同じくらいだと感じた。

第二段階の技能で西郷どん、大仏、唐橋ユミEXILEの4人の教官と再び当たった。西郷、大仏、唐橋は恐れていたほど嫌な感じではなかった。むしろ3人ともフレンドリーに感じた。それにひきかえEXILEは相も変わらず嫌味ったらしかった。

ただ俺はEXILE相手でも教習が終わったら「ありがとうございました」と言ってやった。格の違いを見せつけるために。

 

卒検

なんとか第二段階を終え、卒検を受けた。無難な運転を披露し無事一発合格を勝ち取った。卒業時のアンケートに態度の悪い教官を書く欄があったから俺はEXILEの名前を書いた。こいつの待遇が悪くなるのを心から願っている。

 

感想

なんとか免許はとれたけど大きく精神を削られた。

俺みたいな精神弱者は長期休暇中じゃなきゃとれないと思う。

最初から最後まで運転は自分にとってストレスだった。

身分証目的なら原付免許で十分。

 

とりあえず今は免許を取れた自分を称えたいと思う。